04.11.03

眠れない

 寝ようと試みてから3時間。ものすごく眠いのに(軽く頭痛さえする)、なぜか眠れない。目もきちんと開いてはいないのに、何かが寝ようとする僕の邪魔をする。なんだろう。既に僕の匂いになりつつある羽布団か。電気を消す前、今回日本で買ってきた長嶋有の「猛スピードで母は」を読んでいた。この作家さん、子供を主人公にした小説を書くのがとてもうまい。小学生の主人公にも、自分が感情移入できてしまう。そして、情景がとても浮かびやすい。これは、僕が昔、主人公と同じような経験をし、同じように思ったからであろうか。特に情景を詳しく書いてあるわけではなく、むしろ描写が少し少ないのではないかと思わせるほどなのに、何故こんなに完璧に頭に様子が浮かんできてしまうのだろか。書くことが的確なのだろう。少ない言葉で読んでいる人に情景を思い浮かばせることのできる作家さんだ。登場人物はみんな不思議な人たちで、なぜかホッとさせられる。ホッとさせたついでに僕を眠らせてくれ。

投稿者 tomo : 04.11.03 04:00 | トラックバック
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