06.11.03

Matrix

 Matrixを見に行った。もう少し放置しておこうかと思ったのだが、Genta君のサイトを見て、我慢が出来なくなった。何故放置しておこうかと思ったのかというと、今週いっぱいは満席だと思ったからだ。日本だったら立ち見にならない限り、満席でも何でも良いのだが、こっちだとそうはいかない。20人分の騒がしさは、10人分の騒がしさの2倍ではなく、「2乗」になる。前回のMatrixは4回ほどこちらの映画館で見たのだが、そのうち3回は斜め後ろの糞ガキどもが五月蝿くて集中できなかった。何度、「拳銃を持っていたら速攻静かにできるのに」と本気で思ったかしれない。素手でいく度胸はないらしい。
 今回も五月蝿いだろうけどまあいいや、と思って昼間の回に行ってみると、意外なことに半分くらいしか客が入っていなかった。学生がほとんどいない。おっさんばかりが目立つ。おそらく今日はどこの学校でも授業が遅くまであったのかもしれないが、それにしても公開してから数日しか経っていないのにこの空き方は一体なんだ。それも、平日の昼間の2時に映画を見ているおっさん共は、仕事どうした。昼休みはそんなに長くないだろう。まあ、僕も研修抜け出して近くの映画館で見ているから人のことは言えないのだが、やっぱり学生と社会人は違うだろう!と声を大にして言いたいが言っても無駄。留学生と自国の学生も違うしね。
 さて、問題の映画だが、今回は今までで一番良い。最後だから当然かもしれないが、それにしても良い。ちょっと信じられないくらいかっこ良かった。格闘シーンよりも、機械との戦いのシーンの方が手に汗握って良い。格闘シーンだが、はじめの2作品とそんなに変わらない。トリニティの動きにも正直飽きたところがある(前作を計6回も見ていれば当然のことだ)。しかし、地下鉄改札口におけるトリニティの飛び越えを見た時には思わず「ワオッ」と言ってしまった。そして、やはり格闘シーンは東洋人だな、と思った。キアヌのカンフーも相当様にはなっていたが、やはりあの丸いサングラスの台湾人の方が慣れている感がある。特にその違いがはっきりとわかるのが敵を倒した後の締めの部分で、キアヌの締めはちょっと白々しく感じてしまうところ(よく初心者に見られがちだが、ほんの0、2秒前に「あ、かっこ良く決めなきゃ!」と思って慌てて格好をとる)があるのだが、というか、おそらくキアヌの場合は格闘シーンと締めのシーンは別撮りであろうが、あのサングラスの彼はそういう青臭さを微塵も感じさせない。最初から最後まで、完璧すぎるくらい完璧で、カンフーって美しいなぁと思わせる。僕はMatrixの登場人物で誰が一番好きかといわれると、一番がニオベ(イタリア語だとニオベというのだが、英語でもそうなのだろうか)女船長で、次がこのサングラスの彼である。この二人はいずれも脇役の脇役的存在なのだが、光っている。ニオベはさり気なく結構綺麗な女性だし、キャラとしてもなかなか強い。サングラスの彼は、とても忘れがたい雰囲気を身に纏っている。イタリア人もこのサングラスの彼のことは結構気になっているのではないだろうか。一度見たら忘れられない脇役ってこういう人のことをいうのだ(この映画には関係ないが、ゲイリー・シニーズもその中の一人)。でも彼はサングラス取っちゃダメ。素顔が優しすぎる。
 さて、内容だが、やはりさっぱり理解できなかった。というか、理解というところまで届かなかった。日本語に訳せないのだ。まあ、前作の時点で、イタリア語ではもちろん、日本語でも全く理解できなかったので、今回も内容を把握することに関しては、半分捨てていたのだが。僕もGenta君のと同じで、この映画には、内容よりもアクションを期待しているのだが、彼と違うところは、内容を理解していないところである。
 おそらくまた見に行くことになるだろう。さて、今回は一体何回見るだろうか。1800円あれば、こっちだと4回見ることができる。良い国だ。
 
 今、Matrixサイトを見てみた。Matrixイタリアヴァージョン(もうこう言ってしまっても良いだろう)との登場人物の名前の違いを見てみる。ネオ=ニオ、モーフィアス=モルフェウス、スミス=ズミッス、ナイオビ=ニオベ・・・。なんだこれ。
 フランス人のメロビンジアン(ランバート・ウィルソン)。映画の中で、彼のフランス語訛りのイタリア語を聞いていると、イタリア人ってフランス人のことバカにしているのかって思う。彼が喋ると周りのイタリア人が吹き出す。まあ、実際イタリア人はフランス人が嫌いだし、フランス人はイタリア人を見下している(他のヨーロッパ諸国もイタリアを見下しているが)。
 スミス役のヒューゴ・ウィービング。彼の皺の寄り方がとても好きだ。結構タバコを吸うんじゃないだろうか。

投稿者 tomo : 06.11.03 02:52 | トラックバック
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