14.11.06
価格
昨日、ジェラテリアで個展をやっていると書いたが、写真の数は全部で8枚ほどと、まあ少ないほうだろう。ジェラテリア自体もそんなに広くはないので、これが限界。それで、個展を開くにあたってジェラテリアのオーナーから、「買いたいって言う人がいたら売るんでしょ?」と訊かれたのだが、その時点では販売ということに関してまったく何も考えていなかった。正直、自分の写真が飾ってあるこの期間にそのジェラテリアの売り上げが少しでも上がってくれればいいなぁ、と思っていたくらいだ。自分の写真を買ってくれる人がいるとは思わなかったし、思えなかった。欲しいと言ってくれる人はいるが、値段がついたら話は別であるような気がする。
で、先日知人たちとその店に行ったのだが、そこでその中の一人の方から「いくらなの?」と訊かれた。まあ大体自分の中でこんなもんかな、と思っている値段は言ったのだが、「そんな考えじゃだめよ」と一刀された。話を聞くと、その方は友人のアーティストのために時々個展のコーディネートをしているらしく、値段なども彼女が決めることがあるようで、いろいろと説明してくれた。
ふむふむと話を聞いていたのだが、どうにも資本主義的過ぎて僕は馴染めない。言ってくださっている事は非常に明解で判りやすく、成る程、とは思うのだが、自分にそんなことが出来るのかと自問すると、答えはNoである。人の作品になら兎も角、自分の作品に対してあのような考え方はとてもじゃないが出来ないというのが正直な実感である。資本主義に自分の作品を委ねたくないという幼稚な考えがあるのかもしれない。
まあとにかく、とても参考になった。
posted tomoyuki : 14.11.06 09:51