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13.12.06

Amsterdam

 4日間ほど、アムステルダムに行っていた。マリファナと女を求めていたわけではなく、父が仕事の都合でアムスに滞在することになったので、会うことにしたのだ。Easyjetで往復約130ユーロ。もっと早く買っておけばもっと安く行くこともできただろう。まあでも、飛行機に乗って往復2万弱はやはり安い。1時間半で着いてしまうし。
 今回は自分ために時間を使うのではなく、父と一緒に時間を過ごすことを第一とした。結果だけ言うと、良い時間を過ごせたのではないかと思う。一度も険悪なムードにならなかっただけでも今までとは違うだろう(まあ、向こうが気を使ってくれたのかもしれないが)。観光したのだが、沢山廻ろうとしないで、行ける範囲をゆっくり見て廻り、後は会話が占めた。お互いにそれを望んでいたんじゃないかと思う。二人だけで会うのも珍しい。
 僕はイタリアに来てから成長しているのだろうが、父はやはり年をとった。昔ほどのパワーを感じない。こういうものなのだろう。
 
 父を空港で見送ってから、アムスに住んでいる友人N夫妻に会った。忙しい中、わざわざ時間を割いてくれたことが嬉しい。車で拾ってもらってから、「どこか行きたいところはあるか」と訊かれたが、正直特に見たい場所はなく、まあ久し振りにゆっくりカフェでお茶でもしながら話せたらいいなぁ、と思っていた。しかし友人N氏はどこかに連れて行きたいようで、「本当に行きたいところはないのか?」と何度も訊いてくれた。何度尋ねられてもないものはなく、こういう僕みたいな観光客が一番案内する方にとっても遣り難いのだろうと感じ、スーパーでお土産を買うのはどうかと提案してみた。友人N氏は嬉しそうに車を発進させた。
 スーパーを一通り見て、それから中華に夕食に行った。奢ってもらった。ここでもゆっくり話すことができて良かった。それからN氏宅近くの飲み屋に行き、ビールを飲んだ。帰りは送ってくれるというので、少し速いペースで飲んだ。父と時間を過ごしたことで、ホッとしていたのか、本当に珍しく酔いたかった。そんなに酔わなかったけど。
 明日の朝、搭乗時刻まで、また付き合ってくれるというのでその日は早めに解散した。

 次の朝、僕がアムスで唯一行きたかった場所に連れて行ってもらった。何処でも良いので、墓地を見たかったのだ。N氏は自宅近くのユダヤ人墓地に連れて行ってくれた。どうやらオランダで一番古いユダヤ人墓地らしく、墓石には16--年とか書いてある。本当か?16--年って、ここにもう墓地があったってことなのか?墓地は非常に僕を興奮させた。今回は時間がないので写真は撮らなかったのだが、また来ても良いかもしれない。友人が住んでいる間にまた来よう。

 それにしても、今回オランダ料理を一度も食べなかった。ほかの国の料理が充実していて、安くて旨いので、わざわざ評判の悪いオランダ料理を食べる必要もなかったのだ。ここがイタリアと違う。イタリアは自分達の国の料理に自信を持ちすぎていて、ほかの国の料理に対する心が少し狭い。まあ、実際イタリア料理は世界レベルで見てもトップだと思うが、さすがに8年も住んでいたら飽きる。そういう時、外国料理屋が少ないと、競争もないので値段も高く、味も質も上がらない。

posted tomoyuki : 13.12.06 14:47