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13.01.07

Apocalypto

 Mel GibsonのApocalyptoを観賞。
 「パッション」に続く作品だが、ポスターがカッコイイ。一見エイリアンvsプレデターの続編かと思ったが、よく見ると人間だった。隣に貼ってあるRocky Balboaのポスターと構図的に少し被っているが、まあ、期待できるのはApocalyptoのほうだろう。
 マヤ文明の衰退期を描いた作品だが、マヤ文明に関して全く知識がなかったため、勝手に3000年前の話として見ていた。ある意味それでも全く違和感なく見ることが出来るが、後できちんと調べてみると、どうやらスペイン侵入の16世紀の話であるらしい。ストーリー自体はフィクションだろうが、Mel Cibsonのことだから当時の背景描写に関しては徹底して調べ上げているに違いない。16世紀までこんなことが行われていたとは、驚きである。支配の方法が溢れんばかりの享楽であり、この享楽を受ける側の人間は麻薬のせいか、精神的に麻痺状態になっているのかもしれない。もちろんそんなに単純ではないだろうが、あんな勢いで2500年以上も文明が存続してしまうのがすごい。ホロコーストに対しても感じたが、人間って本当に恐ろしい素質を持っている。
 今回もパッションと同様、暴力的な描写が多数あり、アメリカでは14歳以下は観賞禁止。イタリアではパッションに対しては年齢制限が置かれなかった。若者を中心とした教会離れが社会問題となっているイタリアでの、カトリックの意思だったのかもしれないが、Apocalyptoに対してはアメリカと同じく14歳以下は禁止。それもあって、映画館は老夫婦が多かった。老人に対しても心臓のこと考えて制限設けたほうが良いんでない?と思うくらいグロテスクな映像が多く、その度に見るに堪えないという呻き声が聞こえてくる。映画は2時間半近くあったのだが、イタリアにしては珍しく、途中休憩が入らず、後半はもう完全に皆さん集中力が切れてしまい、ざわざわしていた。イタリア人は年齢に関係なく映画が終わるまで我慢するということが出来ず、映画の途中であろうが、感じたことがあったらその場で隣の人に分かち合う。日本は映画の鑑賞中は静かなものなので、こういう騒がしさに慣れない人も多いだろうが(僕も慣れませんが)、こういうイタリア的鑑賞方法も実は映画の見方としては全然間違っていないのではないかと、最近思う。
 DVDは買わないな。

posted tomoyuki : 13.01.07 09:20