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22.01.07

滞在許可証更新

 今日、毎年恒例である滞在許可証の更新を行った。去年の暮れにまた(ほぼ毎年変わる)法が大きく改定され、今度はこれまでのように、朝の5時に警察署の前に並び、4時間ほど立ったまま外で待たされ、中に入ってからまた更に3時間ほど待たされるということがなくなった。朝もまだ暗い時間から外国人が100人近く警察署の前に立ち並んでいる景色は、ちょっと異常であった。国籍や年齢や性別、関係なく、ほぼ全員が経験する(お金がある人達の中には例外もあるようだが)。妊婦に対しても全く同じようにさせる。イタリア生活で一番最初に経験する、一番辛い法手続きで、学生はこれを一年に一回、必ず行わなくてはならなかった。ただ長時間待って、その努力が必ず報われるのであれば問題ないが、8時間待たされた挙句、「これが足りないから改めて来なさい」と一言で返されることも少なくなかった。その場合、また日を改めて8時間待つことになる。僕も経験がある。更に、書類を受け取ってもらったのは良いが、何ヵ月後に取りに来なさいと言われ、行った挙句、結局貰えなかったという話も聞いたことがある。とりあえず、人間として扱われていない感があった。
 で、今回はどう法が改定されたかというと(これが定まるかどうかはまだ定かではないが)、窓口が警察ではなく、郵便局になった。郵便局に、必要書類が入った封筒を貰いに行き、そこに入っている書式に必要事項を記入し、パスポートのコピーや学校の許可証などのコピーなど必要なものを同封して再び郵便局に行き、いくらかお金を払ってローマに送ってもらう。そして、それからどのくらい経ってかは分からないが、家のほうに”何か”が届くので、その”何か”を持って警察に行き、滞在許可証を受け取る、という運びになった。
 で、僕達にとってのメリットは、もう朝早く起きて警察に行く必要がなく、何時間も待たされる必要もなく、自分のペースで準備が出来るようになったということだ。これは女性や子供には特に助かることであろう。
 で、今回に限ってのデメリットは、初めてということもあって、色々と不安なことが多い。例えば、送ったは良いが、万が一書類が足りていなかった場合、きちんと知らせてもらえるのか、そのまま捨てられてしまうことはないのか。書式にはきちんと記入できているのか、警察署に取りに行く際に、また何時間も待たされることにはならないのか、というか、いつ”何か”が届くのか、などである。

 まあでもとにかく、準備した物は全て受け取ってもらえ、あとは待つだけになるので、ホッとしたにはした。ただ、やはりまだ郵便局のおばちゃんのほうが、何をするべきなのかわかっておらず、最初はなかなか受け取ってもらえなかった。多分、誰もわかってなんかいないのだろう。郵便局のほうでも急にそんな仕事が自分たちに回ってきて、それも全てにおいて説明不足であり、戸惑うのは仕方がないし、気持ちはよーくわかる。
 そういうことはわかっているのだが、こっちも結構ドキドキしながら行くので、スムーズに受け取ってもらえないとどうしてもイライラしてしまい、そこは本当に反省するべきところだろう。彼らは本当に知らないだけで、誰に訊いてもちゃんとした答えが返ってこないだけなのだ。それに対してイライラしてしまう自分は本当に忍耐が足りない。「忍耐が品性を生み、・・・」という聖書箇所があるのだが、本当なのだろう。今年の目標、というか人生の目標にしても良いかもしれないが、得るべきものは「忍耐」である。

posted tomoyuki : 22.01.07 09:25